日留神社は、中蒜山の五合目にあります。現在は小さな祠があるだけ
ですが、いろいろ中心に考えられていたようです。
①大山と奈義山を結ぶ線上に、日留宮があります。奈義山は1240mで
す。大山から展望すると見えるのではないでしょうか? 名前をつけ
て、麓に神世七代を祭る
那岐神社を作ったのでは?
②伊邪那美の神は、出雲と伯耆の国との境の比婆山に葬ったとありま
す。このお墓と日留宮は、同じ緯度上にあります。
③島根半島の高尾山と淡路島の多賀を結ぶ線上に城山がある。
大山の南にある毛無山と、滋賀県の多賀を結ぶ線上に、城山があ
る。この城山の真北に
日留宮がある。
④江戸時代のことのようですが、蒜山高原に、茅部神社があります。こ
の神社には、日本一の石の鳥居がありますが、この鳥居は安政七年
（1860）の作ですから、新しいですが、ここから本殿までの500mの参道
に桜が植えられています。一直線の桜並木ですが、この参道は古いも
のではないかと思われます。茅部神社の裏山にある天の岩戸と日留
宮を結んだ線上にあるといわれています。
天の岩戸は、茅部神社の裏山にあり、本殿の裏に、「遊歩道」と書いて
ありましたので、ぶらぶら歩いて上りましたが、いくら歩いても到達しま
せん。神殿を思わせる臨空館があり、ここで伸びてしまいました。
相当の高さがありました。
天照大神は、身の危険を感じて、この山中に避難したということでしょう
か?
その山と
日留宮の直線上に、
茅部神社を作ったことになります。
日留宮は、高天原の中心であったと思われます。
H16.08.18
