高天原は全国いたるところにあります。宮崎県にも奈良県にも。蒜
山高原にも伝承があります。今回の旅行は、確かめるのも一つの
目的でした。
高天原にやって来た人達は、古事記によりますと、
天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神の三人です。
次に、宇摩志阿斯訶備比古遲神・天之常立神の二人です。

もし、長い間滞在していたのであれば、彼らを祀ってある神社があ
るはずです。

次にやって来たのは、
國之常立神【訓常立亦如上】次豐雲(上)野神。此二柱神亦獨神
成坐而。隱身也。次成神名。宇比地迩(上)神。次妹須比智迩
(去)神【此二神名以音】次角杙神。次妹活杙神【二柱】次意富斗
能地神。次妹大斗乃辨神【此二神名亦以音】次淤母陀流神。次
妹阿夜(上)訶志古泥神【此二神名皆以音】次伊邪那岐神。次妹
伊邪那美神【此二神名亦以智如上】

以上　太文字の人達です。
伊邪那岐神・妹伊邪那美神以外の人たちは、奈義町の那岐神社
に全員そのまま、祀られています。蒜山高原ではありませんが、近
くに住んでいた? か、まとめてこの神社に祀られたと思われます。

今回の旅行では、高天原における事件である天の岩戸事件に
出る人たちの祀られている神社を歩いてみました。

各神社の詳細は、最初のページの神社名をクリックして　ご覧くださ
い。

天の岩戸事件に登場の人物は、蒜山高原の近くの村に、今でも祀
られているということは、そのあたりに住んでいたのでしょう。

今風に言えば、高天原へ各地から代表が集まり、実行委員が選出
され、祝詞村に住んでいた天児屋根命が、祝詞をあげ、藤森の天
宇受売命は裸踊りをして、徳山にすんでいた天手力男神が岩をこじ
開け、天照大神に出できてもらったということでしょう。
速須佐之男命は、高天原から追放と決定した。

合議制がこのときに出来た。 　　　　　　H16.08.17