天智天皇の所は、まだまだ、書いてあることを丁寧にみなければなりませ
んが、読む尻から忘れていきます。気になることが、二つあります。多く出
てくる言葉は、郭務?と東宮です。
郭務?は、中国から派遣された白村江の戦後処理の将軍のような人で
す。第二次世界大戦後のGHQのマッカーサー将軍のような人です。
このように考えませんと、歴史が理解できません。 その内に書いてみ
ようと思います。
どれほど登場するかは、一覧表にしましたので、ご覧ください。
No153 郭務そうという中国人
http://nihonnsi.blog.so-net.ne.jp/2006-02-01
もう一つは、「東宮」です。ここでは、大海人皇子のことを指します。日本書
紀の作者は、大海人皇子のことは書きたくなかったように思います。殆ど、
「東宮」を使い、他に、東宮太皇弟、大皇弟が使われています。 大海人皇
子のことは、天武天皇として、壬申の乱のことと天皇自身のことに分けて、
書いてあるのに、大海人皇子の名前は使いたくなかったように感じます。
それには、なにか理由があると思われますが、分かりません。
672年 (天智10年)10月17日 天皇は病気が重くなり、東宮(大海人皇子)
を呼ばれ、寝所に召され詔し、「私の病は重いので後事をお前に任せた
い」云々と云われた。
東宮(大海人皇子)は病と称して、何度も固辞して受けられず、「どうか大業
は大后(皇后)にお授けください。そして大友皇子に諸政を行わせてくださ
い。私は天皇の為に出家して、仏道修行をしたいと思います」と云われた。
天皇はこれを許された。東宮は立って再拝した。
この部分をもう少し、詳しく知るためには、上にかきました郭務?と東宮
が、キーワードになると思いますが、先に進もうと思います。
どの様な戦争でも、テロではない限り、長い間の小さなことの行き違いの
積み重ねが原因になります。しかし、戦争をする当人同士は、複雑すぎ
て、良く判りません。
戦後になって、東京裁判の様に、勝った方が分析をして、原因を定めま
す。
そして、戦後処理が行われます。
この中間を占めるのが、戦争です。
第二次世界大戦は、日本が一方的に悪かったと60年経った今でも、世界
から批難されています。ドイツなどは誤ったから、あまり批難されず、ドイツ
人の人が、日本人は、ちゃんと戦後処理をしていないと云っているのをど
こかで読んだことがあります。
日本人も、そうだ全く 反省がたりないと考える人は、多く、朝日新聞も先
頭に立って、追及をしています。国会議員の多くの人も、日本の軍部が悪
かったと考えておられます。
どうして、このようなことになるのかと、言いますと、戦争をした日本人
が、第二次世界大戦のことを知らないからだと思います。それとも、朝日
新聞や謝っておられる国会議員の方が言われることが正しくて、日本人
は、戦後処理をしていないかです。
最後は、日本本土が戦場となりましたから、知っている人が、まだ生きて
おられますが、多くの場合は、外国が戦場になりました。
外国が戦場ですと、今の様に、映像があるわけではありませんから、経
験された人が、喋ったり、書かれたものから知ることになります。
これは、内容が正しいとは限りませんから、すべて正しいと考えますと、
間違って戦争を判断することになります。
このようなことも考慮に入れながら、壬申の乱のことを考えてみようと思
っています。
壬申の乱の戦争の部分は、多くありませんが日本書紀に書いてあります
ので、一つずつ眺めてみます。
大きく分けて、3つの部分に分かれます。
①戦争の原因
②戦いの様子
③戦後処理
です。
