市辺押盤皇子(いちべおしは)

　　履中天皇の第一皇子

  西暦444年8月5日　　安康天皇が従弟の眉輪王に暗殺される。

　　安康天皇の弟の大泊瀬幼武王(おおはつせわかたけ) のちの雄略天皇は、市辺宮を狩猟に誘う。

　　

　　8月7日　午後4時ころ、石上神宮の近くの宮宅を出る。

　　8月7日　午後10時　約束の近くに到着。野宿。

　　8月8日　午前4時ころ、約束のところへ向けて、出発。

　　　　　　　　途中、襲われて惨殺される。42才。

市辺押盤皇子は天皇であった？

　日本書紀の顕宗天皇のところで、弘計・億計兄弟が、身分を明かす文章かある。

　　石上振の神榲、本伐り末最截ひ、市辺宮に天下治しし天万国万押盤尊の御裔らま。

　　石(いそ)の上(かみ)の、布留(ふる)の神杉を、本を伐りまた末を押し払うように、四周をなびか　
　せて、市辺宮で天下をお治めになった、押盤尊の御子であるぞ、我は。

このことを小楯が聞いて、清寧天皇に報告、天皇がお喜びになったことが記されている。

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